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2025-01-04 22:53:00

迷子

幼い頃、姉に「まいこが迷子になったー!」と迷子になど一度もなったことがない私を浅めの親父ギャグで馬鹿にされ、ムッとなったりしていたが、今思うとなかなかのセンスだなと思ったりもする。

 

まさに今、私は迷子のまいこだ。どこかに大人専用の迷子センターがあったらぜひ面倒を見てもらいたいくらいである。

 

なんのために生きているのか、私の絵と詩はなんのために存在するのか、未来はあるのか、私がここにいることを知っている人は居るのか、答えのない問は部屋に漂う空気になって形を保てない。

 

きっと、なにかのために生きるようでは駄目なんだと思う。そう思うけど、やっぱりわからない。

 

仕方ないので迷子のまいこは、わからないことを両手いっぱいに抱えて生きることにする。こぼれ落ちた思いも思い出もたくさんあるだろう。しかし、必ずいつかこのたくさんのわからないことが芽を出し、花を咲かせ、誰かの目にとまり、綺麗だと言ってもらえるように全うしたいと思う。1月4日、寒さの厳しい夜だった。